元気な百歳 2010/06/04__18:06

ちょいと用事でバスに乗った。停留所に着いて
『ごめんなさいよ』と、隣りに小ちゃいおばあちゃんが乗って来て
『停留所で待ってる間に人と話こんじゃって、どこ行きのバスか見ないで、乗っちゃったよ。まぁ、バカだねぇあたしゃぁ』といきなり話始めて、『こないだの四月で百歳になったんだよ』「おばあちゃん元気だねぇ。ひとりでこうして歩いて、バスにも乗れる。凄いねおばあちゃん」『一人暮らしだからなぁーんでも、自分でやってるんだよ』「へぇー」『今日もね、巣鴨のおじぞうさんにお参りに行くのさ』「へぇー」『でね、だーれもいない家に帰って、玄関開けたらね ”ただいまー”って入ってね、御仏壇に向かってね”おじいさん、楽しかったよ。無事に帰ってこれましたよ。ありがとね”って報告するのさ』『誰に話す訳じゃないけどね、話てるのさ。さぁ、ご飯にしましょうか。”いただきまず。”ごちそうさま。オイシュウございました。とね。”「へぇー」
楽しそうに、ずーっと話っぱなし。
何だかだんだんかわいそうな気持ちになっちゃった。先に降りるとき「おばあちゃん、元気で長生きしてね」『あんたの若さ貰ったから、あと50年生きようかね』………